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よいお年をお迎えください

2015年は、5月に2001年以来断続的に続けてきた大峯奥駈道踏査を漸く完遂。

9月には、唯一の定期便「おがさわら丸」で25時間余りかけて

40年振りに小笠原諸島父島を訪れました。

太平洋戦争中に魚雷攻撃を受けて座礁した濱江丸は、

40年前には赤錆びた船体 を海上に望見できましたが、

今は海中にその姿を留めながらも ほぼ崩れ、

着岸できない豪華客船が港の入口に巨体を晒していました。

覇権主義と強欲主義がはびこる昨今、

小さくとも正しい営みの軌跡を探り続けたいと思います。

奈良民俗文化研究所

鹿谷 勲

※写真は戦跡を巡る山中から、左下に沈船「濱江丸(ひんこうまる)」とたまたま寄港していた豪華客船。


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