なみんけんギャラリー

なみんけん公開講座「日本の民俗をきく」

大和郡山市にある大和民俗公園には奈良県内各地の15棟の古民家が移築されています。

毎回趣向を変えて、十津川の山間の家、香芝の離れ座敷、宇陀の立派な民家で音響も使いつつ開催しました。

「今回の公開講座を通して、長い年月にわたって形づくられてきた生活空間の中で、語りかつそれを聞くということが、周りの景観をも吸い取って、いかに自然で優しい空間を作り出すことができるかということ、そして干からびたかに見える移築民家が、再び人と人を繋ぐ「場」として、よみがえり立ち現れてくるということに気付いた。おもえば当然なことで、こうした家は長い間人々の話声で充満していたのだった。」

（2014/10/3 奈良新聞「なら民俗通信」鹿谷勲より）