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火の民俗

今年のお水取りも終わりましたね。

「奈良の火」というと、どうしてもお水取りが有名ですが、

他にもさまざまな火にまつわる行事があります。

先日奈良新聞に掲載された、当研究所代表の「火の民俗」をご紹介します。

盆と正月を中心に、様々な形で執り行われる火の行事を通じて

火を扱うということはどういうことなのか、

人間は適切に火を取り扱えているのか、など

「火を取り扱える唯一の動物」としての課題も見えてくるのではないか。

生きもののように動く炎を思い出しながら

そんなことを考えたりもします。

それはさておき

「お水取りが終れば春」と言われる一方、

「暑さ寒さも彼岸まで いやまだあるわいな一切経※」

なんて言葉もあります。

(※一切経=4月8日に行われる百毫寺の一切経会式)

どちらにせよ、春はもうすぐです。

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