日本の民俗をきく第2回 「死者の書」を読む のお知らせ
こんにちは。なみんけん事務局です。
こまめにブログのメンテナンスが出来ておりませんが
「日本の民俗をきく」第2回目のご案内です。
今回は、折口信夫(おりくち・しのぶ)の小説
『死者の書』から一部を朗読します。
■日本の民俗をきく
『死者の書』<まれびと>と<おとづれ>
折口信夫の作品から 朗読:勺 禰子 歌人
■日時
7月20日(日)13時半~15時
■場所
大和民俗公園(奈良県大和郡山市矢田町545)内
赤土家離れ座敷(しゃくどけはなれざしき)
小説の舞台は奈良県葛城市にある當麻寺(たいまでら)。
柳田國男の弟子でありながら、国文学者・民俗学者・歌人として独創的な観点を持ち
民俗学の新境地を開いた折口は、大阪の出身ですが、
祖父が奈良出身ということもあり、大和になみなみならぬ思いを持っています。
今回の朗読会のテーマは
「まれびと」と「おとづれ」。
折口の打ち出した有名な概念「貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)」は
村々にやってくる異境の人々を神として迎えた
古代日本人の一種の霊魂観念です。
単に幻想的なだけではなく、
各所に民俗的な題材がちりばめられている小説『死者の書』を通して、
「まれびと」と「音」、それらを感じることのできた
日本人の感性について触れてみたいと思います。